(4/14夜)やや肌寒い。金曜の神楽坂は人手が多く賑っている。連れと待ち合わせ、先週食べに来た山ちゃんへ。店の外の電気が点いていないので、「まだ早いですか?」と訊くと、どうぞと言われ、カウンターに座る。うめサワー、黒ホッピー、厚揚げ、レバ炒め、春雨とくらげのサラダ。
厚揚げは連れも気に入った様子。レバ炒めは酢豚のように一度揚げてから炒めたものだが、甘酸っぱくてホッピーに最適。ここの料理はやや甘めの味付けのものが多いらしい。おばちゃんはチェーンスモーカーらしく、ずっと煙草を喫っていて、こちらに話しかけてきてくれる。すると「辛子でも溶いてよ」と店主に言われ、素直に辛子を溶いている。親子だと思うが、こういう緩いのも悪くない。酒場放浪記の酒屋の酒場編にも似たような親子の会話が出てきたのを思い出す。
今日は鶏を食べようと思い、唐揚げ、塩焼き、タルタルの中からタルタルを選ぶ。品書きの脇に書かれたコメントを見ると、「これは、酒類が進む!」とある。その横の短冊にはタルタルシュリンプという品があるが、これのコメントは「俺の腹もたるたる!」だ。鶏のタルタルは揚げた肉にタルタルソースがかかっているが、このソースは酢が多めでさらさらしていて、揚げた肉をさっぱり食べられ、実に美味。ホッピーとの相性も高く、お代わりを繰り返す。ホッピーの中はお代わりの度に焼酎の量がばらばらなのも、おばちゃんのキャラに合っている。
紹興ワイン酒というのがあったので飲んでみたが、甘くて好みに合わなかった。酢辛豆腐を注文。土鍋で豆腐やきくらげを煮込んである。かなり辛いがこれまたホッピーに合う味。最後に杏仁豆腐を食べたが、ミルキーでもちっとしていて大変旨かった。
新宿区神楽坂4-4-3
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