大瀧詠一、佐久間正英

大瀧詠一の訃報の後、YouTubeで新春放談の古いのやGO!GO!Niagaraを見つけて聞いている。萩原健太とも親交が深かったのだな。ムックもいくつか出ているようで、少し買ってみたり。昔のラジオ番組を聞くと意外にイケイケのトークだ。最近のアメリカンポップス伝ではスローな話し方なので、時間の隔たりを感じる。歌謡視点からのロック、ポップス系ラジオ番組をやってくれる人はもう現れないだろうから（近田春夫がやってくれればいいのに）、ラジオが寂しくなる。佐野元春のMRSでの追悼番組がとても良く、後の回が楽しみ。

 佐久間正英は年末のNHKの番組を見て人品の高さに感じ入ってしまい、ネットで見つけたインタビュー記事を読んでいる。期待通り、あのような最期の振る舞いを裏付けるような言葉をたくさん見つける。プラスチックスのメンバーで、色々な人達のプロデュースをしていたことしか知らず、四人囃子のメンバーだったことに驚く。それで四人囃子のアルバムを聴き始めた。幼さを残す話し方をする人だったようだが筋金入りの理論派なんだな。耳の良さが抜群らしく、四人囃子の録音が良いのも彼の寄与が大きいのかも。Last Daysから遡って足跡をたどってみよう。晩年は早川義夫との仕事が多かったようなので、ジャックスのからっぽの世界を聴いている。早川義夫のサイトも素晴らしくて、今読んでいるところ。ライブにも行ってみたい。

四人囃子の記事を読んでいたら、茂木由多加がかなり前に亡くなっていることを知る。昔から何となく気になっていた人だったので、こちらも遡ってみよう。訃報はがっかりするけれども、きっかけにもなっている。