(11/24夜)今日の宿は京都上京区にある京町屋 西陣庵という所で、片泊まりという素泊まりの宿。宿と言っても単なる一軒屋で、従業員はいない。
事前に宿泊費を支払うと、玄関のオートロックの暗証番号をメールで教えてもらえるので、当日は暗証番号を押して中に入り、自分で布団を敷いて泊まる仕組み。
カーナビに住所がなく、探すのに少し手間取った。隣にあるコインパーキングに駐車し、荷物を降ろし、近所の栄湯という銭湯に出かける。実にローカル色豊かで楽しめた。
風呂を出て、タクシーを拾い酒場放浪記で紹介された神馬に向かう。千本中立売という何と呼べば良いのかわからない交差点のそば。入るとカウンターに案内された。番組で見た通りの女将さんと弟さんがやっている。
生で乾杯、すぐ地の酒に切り替える。お造りは高級な味がする。野菜が食べたくておでんを頼むがこれも滅法旨い。特にえび芋というのがねっとりしていて美味。ビフカツは昔食べた鯨のハムカツに似た食感で懐かしい。のどぐろ、カキフライの後に鯖すしと赤だし。
弟さんにテレビを見て来たと話すとすぐわかったようで「類さん?」と訊かれる。少しばかり裏話を聞く。
隣にいる若い客が女将さんに酒をとめられている。どうも近所のボンボンらしいが、二人の会話が昔のドラマの様で微笑ましい。東京の下町酒場とはまた違う雰囲気で濃い。
京都市上京区千本中立売上ル
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