17時頃に武蔵小山駅。駅の階段を下りると目の前の横丁に飲み屋が見え、楽しい気分になる。EZナビに牛太郎の住所を入れると駅から180m位らしい。アーケードの中に入り1つめの信号を過ぎたあたりで目的地と言われるが、店は見当たらず。しかたなく付近をうろうろするとあった。
暖簾をくぐると確かに満席、入ると待つように言われ待ち用の椅子に座る。5分もしないうちに空きが出て案内される。コの字のカウンターのみ。ビールの小瓶、煮込み、レバ刺。つまみはどちらも100円という安さ。酒場放浪記で見た通りの店員さんが忙しそうに動き回っている。煤けた内装と電球の明かりが気分を落ち着かせる。
煮込みにはいろいろな部位が入っていて、味付けも良い。レバ刺しも新鮮。うめサワーに換える。ジョッキに焼酎と氷が入り、瓶のサワーの素と一緒に出される。かなりお年の女性客が隣に座りつまみ3品とコーラを頼んでいる。毎日来るんですか、と訊いてみると今日はとんちゃんが食べたくなったからと言いつつなかなか早いペースでやっつけている。
てっぽう、シロを2本ずつ注文すると、てっぽうは一人1本だけだと言われる。レバ刺も一人1皿まで。てっぽうは非常に身が厚く、旨い。シロもイケる。焼酎と炭酸を追加。隣の女性が帰ると入れ替わりに若い男性が着席。常連らしいが言葉がていねいで感じが良い。通い始めて1年以上、週に3度位来るらしい。
常連になると裏メニューが出してもらえるとのこと。確かに彼の手元にはメニューにないコブクロの小鉢が出されている。中目黒にも良い飲み屋があると聞いたが店の名前は忘れてしまった。串にも裏があると言って、ハラミを頼んでいる。中目黒のビーフ亭並の味だと言う。1つもらって食べてみたが本当に旨い。こういう店はありがたい、などと話す。最後に食べたナンコツがまた良かった。1900円位。
品川区小山4-3-13
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