断腸亭氏おすすめの湯島一心に予約して行ってみた。この店は上野広小路の飲み屋街の中にあった。店の周辺は結構猥雑。18:30に店に入る。左手には長いカウンター、右は座敷。
カウンターに座り、生、とり貝、煮たこ、平貝焼き。とり貝は生だが臭みがゼロ、たこは甘さ抑え目で噛むと旨味が。平貝も旨味が強く、旨い。日本酒を追加し、ぶりと鯵、ばくだん。ぶりは脂が豊富で大変旨い。鯵も新鮮。ばくだんはホヤとコノワタの和え物だが、これも全くクセがない。ホヤを生まれて初めて食べたが、旨かった。これでさらに酒が進む。
カウンターの中には三人の板さんがいるが、皆さんVシネに出ていると言われても納得してしまう雰囲気を持っている。店長さんが安岡力也か。とり貝に付いてきたのは本物の桜で、訊いてみると、上野公園の交番裏の桜はもう咲いているという。担当の板さんからどこから来たのかと訊かれ、茗荷谷というと、知らないと言って店長氏に聞いている。店長氏は「品の良いところ」とだけ説明しているのが可笑しい。担当氏は亀戸在住で、湯島まで自転車で通うという。距離にして6km弱で、20分位で来るという。思わず小岩、平井の居酒屋話題を振り、少し盛り上がる。
カウンターの上に大皿でいかの煮物が置かれる、頼んでみると柔らかく風味が豊かで最高に旨い。子持ちのいかだという。次にひらめ刺を食べ、寿司をいくつか頼んだがどれも旨かった。
上野公園に行ってみると確かに桜が咲いている。御徒町の吉池2Fに行き、プレミアムホッピーを買おうとしたが、棚から姿が消えていた。
文京区湯島3-43-12
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