今日から国際フォーラムで開催されているTRON SHOW 2006に参加した。
坂村教授の基調講演は満員で聞き逃したので、ショーのみの参加。受付で登録すると、ICタグの入ったパスを渡される。ショー会場ではユビキタス・コミュニケーター(以下UC)というデバイスが多用されている。
UCはタッチパネルタイプのVGA液晶、u-codeタグリーダー、2M pixelのデジカメ、Bluetooth、赤外線、無線LANを搭載し、MPEGビューワー/録画、指紋認証などの機能を持っている。スペックだけ見ているとすぐに買いに行きたくなる感じ。
NECブースでは防水防振タイプのタッチパネルのデモ。想定用途は飲食店用の端末などとのこと。以前テレビで"回転すし屋の**チェーンがオーダー用端末を導入"という感じのニュースを見たことを思い出した。子供がお茶をこぼしたり醤油がかかったりするだろうから防水性が必要なのはよくわかる。そう言えばカラオケボックスの入力端末は防水なのだろうか?ビールを引っくり返すのをよく見るが。
パーソナルメディアブースではUC-Phoneを使った社内備品管理システムのデモ。
UNISYSブースではモバイルFelicaによる店舗用マーケティングシステム、ICタグを使ったトレーサビリティシステム。沖電気ブースでは45"ディスプレイを使ったインテリジェント案内板。
DNPブースでは超小型ICタグ、UCを使った音声認証。松下電器産業ブースでは超小型無線LANモジュール。スーパーの棚札用途を想定している。
富士通ブースではカラー電子ペーパー。想定用途は、駅の時刻表、スーパーのPOPとのこと。やはりサイン・ディスプレイ用途から製品化か。今回も撮影禁止だった。
Ubiquitous Computing Showcaseブースでは、入り口でUCを渡されて、ユビキタス体験ができる。面白かったのはeTRONを使ったホームネットワークのデモ。風呂が沸いたり、冷蔵庫の中の食品の賞味期限がわかったりする(食品にタグが付いていることが前提)。子供部屋のライブ映像も見られるそうだが、子供がいやがる気がする。
凸版ブースでは小型ICタグ、ガラス製アンテナ内蔵スマートシェルフ(ICタグリーダー付の商品棚)。点字ブロック用ICタグは白杖に内蔵したアンテナで道案内をするデモ。養殖アワビの貝殻用のタグには驚いた。東京海洋大学と共同研究しているらしい。
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