小樽の街を散歩。今日は平日なので観光客が少ない。北一硝子の中にあるティールームはランプの灯りが美しい。運河には人力車がいた。らく天に予約の電話を入れ、開店までまだ時間があるので駅前の三角市場で海産物を買う。イカ墨付の裂きイカを試食したところ、非常に美味いので沢山買い込む。
18:00にらく天へ。ここは酒場放浪記で紹介されており、店主の人柄と旨そうな肴を見ていつか行きたいと思っていた。店には7人掛けのカウンターと、2階には座敷もあるらしい。カウンターの端には店主の愛娘が座っている。
カウンターに座り、熱燗、グループフルーツサワー、刺身3点盛り、下仁田葱のとろとろ焼き、鮑と焼き大根の岩海苔あんかけ、湯葉包み揚げカニあんかけ、酒盗をまぶした牡蠣を焼いたもの。 3点盛りは中とろ、〆鯖とばばがれい。かれいは口に入れた瞬間に舌の中に入りこんでくるような旨さ。葱には雲丹が乗っている。
隣の客が酒場放浪記の話をしているので思わず割り込んでしまう。iPodに入れた酒場放浪記を見ながら大いに盛り上がる。店主によると類さんがらく天で採録した時は、既に小樽の別の店(たぶんわか松のことだろう)で取材した後だったようで、結構できあがっていたらしい。紀宮様も来店された由。
鮑のあんかけは岩海苔が入り控え目な味付けで、鮑は柔らかく噛むと旨味を出し続ける。湯葉のあんかけは揚げた湯葉の中にすりみなどが入っているらしく、香ばしさと旨味が溶けて絶妙。これが今日のNo.1だと思っていた。
酒を何度もお代わりして、そろそろ〆だということで、おでんを頼む。竹の子、豆豊、玉子、ロールキャベツ、岩海苔。玉子が驚愕で、迷うことなく今日のNo.1。たまらずもう一つ食べ、呻く。
この店は、魚を中心とした創作は若旦那が、おでんは先代が担当しているらしい。 先代は寡黙だが素晴らしい仕事をしている。若旦那は創意工夫で頑張って先代を超えようとしているように見えた。類さんが"心は泣いてます"と言った意味がわかった。日本一のおでんをありがとうと言って店を出た。
小樽市稲穂2-13-16
TOさん、こんにちは。
小樽は旅行で行きました。らく天は、佇まい、店の人、味、酒、客とも最高でしたよ!絶対お勧めですね!
投稿情報: モリ夫 | 2005-12-04 12:37
モリ夫さん、お疲れさまです。
小樽へはナニ用で?お仕事?グルメ旅??
投稿情報: TO | 2005-12-02 12:09
うらやましい!
どうですか、お店は。雰囲気は。味は!!
投稿情報: TO | 2005-12-01 23:49