(12/7)パシフィコ横浜で開催されている立体EXPO(国際画像機器展、先端光テクノロジー展と併催)に参加した。
最初に目に付いたのは69,800円の眼鏡型ディスプレイ。ケータイ、iPod 5Gの映像出力を使ってデモを行っていた。液晶パネルが小さいようで視野角は狭いが、その分、一寸顔を動かすだけで外が見えるため、電車内利用に適している気がした。ヘッドフォンは眼鏡のツル部分にビルトインされている。画質はiPodなら実用的か。
インターサイエンスブースでは、PSPと立体視眼鏡を使ってアニメーションの3Dデモを見た。立体視はできるが肩がこりそう。
NTTブースではDepth-Fused 3-Dディスプレイのデモ。2枚の液晶を重ね、明るさの異なる2D画像を両方のパネルに表示するとDFD錯視と呼ばれる現象が起き、立体視ができる。立体眼鏡が不要で疲労感が少ないことがポイントとのこと。来年には製品化予定で、アミューズメント、カーナビ等の市場がターゲットだそう。コストは一般的な液晶の2倍程度で済むらしい。
このディスプレイを使ったカーナビ画面を見たが、臨場感が増して良い感じ。ただし注意を惹き過ぎて安全面でマイナスになる可能性もあるかもしれない。デジタイザを使った3次元ユーザーインターフェイスのデモもあった。
極東貿易ブースでは米Rockwell Collins社のヘッドマウンテッドディスプレイを体験。この製品は磁気センサーと慣性センサーを持ち、ユーザーの頭が移動するとコンテンツを連動させることができる。車のドライバーとなって走行体験させるコンテンツを使っていて、座席から立ち上がると車の屋根が見えたりする。重量が1kg弱あり、かなり重い。製造元は軍事用製品を手がける企業とのこと。
パイオニアブースでは3Dフローティングビジョンという技術を使い、3Dコンパニオンのデモ。受付嬢の画像が前に飛び出して見え、リアリティがある。アミューズメント用途にも使えそうな感じ。
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