恵比寿のウェスティンホテルで開催されている日本SGIソリューション・キュービック・フォーラムに参加した。
3セッションに参加したが、面白かったのはイーブック・システムズのFlipBookというメディアのデモだった。PCの画面上で紙をめくるインターフェイスを持つコンテンツビューワーはこれまでにも複数見ているが、コンテンツはカタログやオンライン販売だった。イーブック・システムズでは出版社と組んで万葉という雑誌を刊行している。
万葉は紙媒体で言うフリーペーパーだが、BMWやソニーなど多くの企業の広告が載っていて、これが実験ではない、リアルな雑誌らしさを感じさせる。カンパニーロゴをクリックすると企業のwebへリンクしていたり、コンテンツの一部をクリックすると詳細な情報が表示されたりすることが非常に新鮮に感じるのは、紙の雑誌のシミュレーションがうまくできているからなのだろうか。
スピーカーは「ワイドショーの出現によってテレビは主張するメディアから話題を提供するメディアに変わった」、「インターネットはコミュニティに話題を提供する複合電子メディア」とする。画面がスクロールしないFlipBookは、一般的なwebと比較して広告面積を大きく取りやすいことがメディアとしての強みになるようだ。
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