のんきを出て、電車に乗ってもう1軒行こうかと駅に戻ってくると、通りの向こうに提灯が見える。思わず近づくと、かなり年季の入った飲み屋だった。
ノリノリのO君に引っ張られるように店に入る。店はガード下にあり、カウンターだけなのだが、S字状にカウンターが曲がりくねっている。一番奥に着席。まずはホッピー。
ここのホッピーは氷なしタイプ。ハムカツ、串カツ、中落ち、山芋。ハムカツは皿に4切れ乗ってくる。懐かしい味で、つい食べ過ぎてしまった。串カツも食べたかったが、O君に任せる。
おかみさんと、もう一人の女性の2人でやっている。店は50年前からやっているとのこと。女性の店員さんは店に飲みに来ている内に店員になってしまったのだそう。
続いてシソサワー。あまりに鮮やかな色で一寸飲むのを躊躇する。味は甘め。このサワーの色を見ていると、ここは大人の駄菓子屋みたいだなと思う。駄菓子にもハムカツはあるし、このシソサワーみたいな色の粉末飲料もある。
かなりディープな店を出て、駅のホームで電車を待っていると、鶯かなにかの鳥の声をテープで流している。このズレた感じがまた味わい深い。今夜は2軒で4000円ちょいだった。
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